売却 ガイド

台湾で家を売るときに必要な書類

核となるのは権利証、身分証、印鑑証明、ローン残高証明の4つ。印鑑証明は1通NT$20、有効期間1年で、契約・用印時に使います。

更新 6 分で読めます中国語版ガイドをもとに作成

台湾で家を売るには何が必要でしょうか。答えは四つです。権利証の原本、身分証、登録印鑑とその印鑑証明、そしてローン残高証明または完済証明です。多くの所有者が引き出しを全部ひっくり返し、重要でないものを急いでそろえたのに、契約の段階で行き詰まります。本ガイドでは書類を売り出し段階と契約段階に分け、最も漏れやすい印鑑証明について解説します。

手続き全体は台湾で家を売る8ステップを、同じ時期に買主が準備するものは売買にかかる費用申込み書類の解説をご覧ください。

三つの数字:核となる書類は4種類。印鑑証明は戸政事務所で1通NT$20。実務上は発行から1年以内で、用途を「不動産登記」と記載したものが必要です。手数料と手続きは2026年8月時点の戸籍実務に基づきます。

売り出し段階と契約段階

売り出しには権利証のコピーで足ります。権利証の原本と印鑑証明が必要になるのは主に、売買契約の締結と用印(用印、双方が移転書類に押印する手続き)のときです。段階に分けて準備すれば、買主が決まる前に役所や銀行を回る必要がなくなります。

書類 売り出し段階 契約・用印時 取得先と備考
権利証(所有權狀) コピー 原本が必要 自分で保管。紛失したら地政事務所に再発行を申請
身分証+第二身分証明書 コピー 原本を確認 契約時に提示
登録印鑑と印鑑証明(印鑑證明) 通常は不要 必要 戸籍所在地の戸政事務所、1通NT$20
ローン残高証明 あると望ましい 移転時の返済に使用 借入先の銀行
房屋税・地価税の納付書 後からでも可 税の日割り精算に使用 税務署または当年度の納付書
賃貸借契約書と引き渡し品目表 賃借人がいれば望ましい 引き渡しに使用 賃借人がいる場合のみ
物件現況説明書(房屋現況說明書) 売り出し時に記入 売買契約の附属書類 状態と欠陥をありのままに告知

売り出しの段階で仲介会社が確認したいのは、あなたが所有者であること、物件情報が正しいこと、価格と条件が合意できることです。印鑑証明は発行から1年以内のものしか受け付けられないため、早く取りすぎると二度手間になります。今のうちに権利証の原本があるかを確認してください。なければ地政事務所に再発行を申請します。公告期間が約30日あり、その間は移転できないので、契約直前まで放置しないでください。

印鑑証明の取り方

印鑑証明は、戸籍(戶籍)のある区の戸政事務所(戶政事務所)が発行します。原則として本人が窓口で申請し、1通NT$20を支払い、用途を「不動産登記」(不動產登記)と記載します。移転書類の中で最も欠けやすい一枚です。

身分証と登録印鑑を持参し、申請書に記入して手数料を払えば、15〜30分ほどで終わります。台中などの直轄市では市内のどの事務所でも申請できますが、他の県市ではできません。また、印鑑の初回登録は本人が直接行う必要があります。

覚えておきたい時期は二つ。理想的なタイミングは売買契約の締結後、用印の前です。そして地政事務所は一般に、過去1年以内に発行された証明しか受け付けません。海外にいる所有者は、中華民国の在外公館で委任状の認証を受ける必要があり、時間がかかるため、地政士(代書、名義移転を担う国家資格者)に早めに確認してください。通常は1〜2通で足ります。代金の支払いはすべて履約保証(エスクロー、移転完了まで買主の代金を預かる第三者口座)を通してください。

当社の見解: 印鑑証明は「早いほど良い」のではなく「適切なタイミングで」取るものです。売り出し前には、権利証の所在と共有者全員の都合を確認しておき、印鑑証明は契約後の2週間に回しましょう。

ローン残高証明の取り方

住宅ローンが残ったままでも売却できます。まず銀行にローン残高証明(貸款餘額證明)を請求し、売却価格で残債を賄えるか確認します。先に完済しなければならないと考える所有者が多いのですが、これは誤解です。移転時に、エスクローを通じた買主の代金でローンを返済し抵当権を抹消するので、事前にまとまった資金を用意する必要はありません。

支店かネットバンキングで申請できます。金額が分かったら、仲介手数料、土地増値税、房地合一税を差し引いて実際の手取りを確認しましょう。売却時の税金と手取り額をご覧ください。残高は返済のたびに変わるので、契約時に証明が古くなっていれば新しいものを請求し、全員が同じ数字で進められるようにします。

物件現況説明書に書くこと

物件現況説明書(房屋現況說明書)には、漏水、海砂コンクリート、放射線汚染、事故物件の懸念、改造、配管などを項目ごとに記載し、売り出し時と契約時の両方で使います。形式的な書類ではなく、引き渡し後の紛争を防ぐためのものです。記載があいまいだと、買主の物件確認で何か見つかった瞬間に交渉の余地を失います。

過去の漏水と修繕、屋上の増築や間仕切りの変更、駐車場や共用部分に関する取り決め、建物の大規模修繕計画を一つずつ確認してください。すべて開示しても買主は逃げません。記録のそろった物件のほうが、内覧から成約につながりやすいのが普通です。控えを保管しておきましょう。別の仲介会社にも依頼する場合、内容をそろえる必要があります。専任媒介と一般媒介をご覧ください。

賃貸中・相続・共有の場合

三つの状況では、「来週契約できる」が「あと1か月」に変わります。賃貸中の場合は、賃貸借契約書と引き渡し品目表を用意し、空室で引き渡すのか買主が賃貸借を引き継ぐのかを契約前に決めておかないと、違約のおそれがあります。相続の場合、相続登記が済んでいない物件は売却できません。相続物件の売却をご覧ください。共有の場合は、共有者全員の書類がそろう必要があり、一人の反対や一通の印鑑証明の欠落で全体が止まります。

外国籍の所有者や長期に海外在住の所有者は、パスポート、委任状、中華民国の在外公館で認証を受けた書類も必要になることがあります。国内の所有者より期間が長くかかるので、媒介契約を結んだその日に、地政士に自分用のリストを作ってもらいましょう。

外国籍の方へ: 印鑑証明は戸籍を通じて発行されるもので、多くの外国籍の所有者は戸籍を持っていません。海外にいる外国籍の売主は、代わりにパスポート、居留書類、中華民国の在外公館で認証を受けた委任状と署名見本を使い、税務と送金のルールも確認する必要があります。契約日を確定する前に、お問い合わせから具体的なリストを当社にお尋ねください。

当社の見解: 目標はファイルを満杯にすることではなく、契約当日の不足をゼロにすることです。まず三つの質問に答えてください。権利証は手元にあるか、共有者全員が同意しているか、印鑑証明の用途は正しいか。それ以外は簡単です。

よくある質問

別の県で印鑑証明を取れますか?

原則として戸籍所在地の区でのみです。台中などの直轄市では市内のどの事務所でも取れますが、他の県ではできません。印鑑の初回登録は本人が直接行う必要があります。

権利証が見つからない場合は?

物件所在地を管轄する地政事務所に申請します。再発行には約30日の公告が必要で、完了するまで移転できないので、すぐに始めてください。

共有者は何が必要ですか?

共有者それぞれに身分証、登録印鑑、印鑑証明が必要で、売却に同意して押印しなければなりません。売り出し前に、共有者全員の意思と準備状況を確認してください。

相続した家は登記前に売れますか?

売れません。先に相続登記と遺産税の手続きが必要です。相続登記をご覧ください。

印鑑証明は何通必要ですか?

通常は1〜2通で、1通NT$20です。地政士の指示に従い、期限切れにならないよう契約後・用印前に申請してください。

売り出し時に仲介会社へ何を持っていけばいいですか?

権利証のコピー、身分証のコピー、物件の状態とローン残高が分かるもの。原本と印鑑証明は契約時まで待てます。

外国籍の売主は書類がどう違いますか?

パスポート、居留書類または授権書類が追加で必要になることが多く、税務や送金のルールが適用される場合もあります。早めに地政士にリストを確認しましょう。

全部そろえるのにどれくらいかかりますか?

印鑑証明は窓口で15〜30分ほど。銀行の残高証明は銀行によります。最も時間がかかるのは権利証の再発行で、約30日の公告があるので、それを最初に進めてください。

まとめ

初日にすべてをそろえる必要はありません。リストを売り出し用と契約用に分けましょう。印鑑証明は「戸籍所在地、本人、1通NT$20、用途は不動産登記、発行から1年以内」と覚えてください。書類が整ったら、次は価格と媒介の形態の相談です。富盛地産には地政士の有資格者が3名在籍し、あなたのリストを確認できます。どの書類を最優先すべきか、お問い合わせください。

出典: 「賣房要準備什麼資料|印鑑證明」 (fshouse.com.tw)を外国人読者向けに再構成。規則と数値は原文のとおりです。個別のケースは地政士にご確認ください。

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